韓国の世界遺産15か所を全て紹介！日本語ツアーで行き方も安心

ハングルノート加藤

Last updated 2023年7月27日

韓国には昌徳宮（チャンドックン）や宗廟（チョンミョ）などのユネスコの世界遺産に登録された世界文化遺産が13か所、世界自然遺産が2か所あります。

海外旅行者でも訪れることが可能な場所が多くありますので、韓国旅行を計画中の方や、韓国の文化・歴史に興味ある方はぜひ韓国を訪れた際に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。

韓国のユネスコ世界遺産
韓国の世界遺産一覧
韓国の世界文化遺産
石窟庵と仏国寺（1995年）
海印寺大蔵経板殿（1995年）
宗廟（1995年）
昌徳宮（1997年）
水原華城（1997年）
慶州歴史遺産地区（2000年）
高敞・和順・江華支石墓遺跡（2000年）
朝鮮王陵（2009年）
韓国の歴史的村落：河回と良洞（2010年）
南漢山城（2014年）
百済歴史遺跡地区（2015年）
山寺、韓国の山地僧院（2018年）
韓国の書院（2019年）
韓国の世界自然遺産
済州の火山島と溶岩洞窟群（2007年）
韓国の干潟（2021年）
韓国の歴史・文化を味わえる世界遺産を見に行こう！

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韓国のユネスコ世界遺産

韓国の世界遺産には、古代の王宮や仏教寺院、古代の遺跡などがあり、韓国の美しい景観や芸術的な価値を見ることができるので韓国旅行にもオススメです。

韓国の世界遺産一覧

石窟庵と仏国寺	慶州	世界文化遺産	1995年
海印寺大蔵経板殿	慶尚南道	世界文化遺産	1995年
宗廟	ソウル	世界文化遺産	1995年
昌徳宮	ソウル	世界文化遺産	1997年
水原華城	水原	世界文化遺産	1997年
慶州歴史遺跡地区	慶州	世界文化遺産	2000年
高敞・和順・江華支石墓遺跡	仁川など	世界文化遺産	2000年
済州の火山島と溶岩洞窟群	済州島	世界自然遺産	2007年
朝鮮王陵	ソウルなど	世界文化遺産	2009年
韓国の歴史村河回と良洞	慶州など	世界文化遺産	2010年
南漢山城	京畿道	世界文化遺産	2014年
百済歴史遺跡地区	忠清南道など	世界文化遺産	2015年
山寺、韓国の山地僧院	慶尚南道など	世界文化遺産	2018年
韓国の書院	慶尚北道など	世界文化遺産	2019年
韓国の干潟	韓国南西部	世界自然遺産	2021年

以上が韓国にあるユネスコに登録されている世界遺産です。

これらを1つずつ紹介します。

韓国の世界文化遺産

石窟庵と仏国寺（1995年）

石窟庵（ソックラム）と仏国寺（プルグクサ）は韓国南部の慶州（キョンジュ）にある世界文化遺産です。

慶州は10世紀ごろまで繁栄していた韓半島の国家「新羅（シルラ）」の都が置かれていた日本で言うところの京都のような場所です。

日本の教科書では「新羅」を「しらぎ」や「しんら」として紹介されているので聞き馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

そんな歴史を体感できる街、韓国の京都「慶州（キョンジュ）」にある世界遺産はオススメの観光名所です。

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海印寺大蔵経板殿（1995年）

海印寺大蔵経板殿（ヘインサ・テジャンギョンパンジョン）は、韓国南部の慶尚南道（キョンサンナンド）にある韓国の世界文化遺産の八万大蔵経（パルマンデジャンギョン）という仏教の経典をすべて経版（はんぎょう）にしたもの8万枚余りを保管する宝庫で、大蔵経板殿の建物自体も世界文化遺産に指定されています。

海印寺（ヘインサ）は7世紀に建立された歴史的な寺院であり、観光客も観に行くことができます。

韓国の仏教文化や古代の遺産を見に行ってみるのはいかが？

宗廟（1995年）

韓国ソウルの中心地にある世界文化遺産「宗廟（チョンミョ）」は朝鮮王朝歴代の王と王妃等を祀る儒教の祀堂（しどう）で、朝鮮時代の伝統建物として歴史的な価値のある建築物とされています。

朝鮮の王室の宗教的儀式や祭りの中心地だった宗廟は、おしゃれなカフェなどが立ち並ぶソウルの人気観光地「益善洞（イクソンドン）」からほど近くにあるため、訪れやすい韓国の世界遺産の一つです。

昌徳宮（1997年）

昌徳宮（チャンドックン）も観光ソウルの中心地にある世界文化遺産で、朝鮮王朝の宮殿です。伝統的な韓国建築の美しさと優雅さで知られ、広大な敷地内にある庭園などもあり、韓国の歴史や文化、宮廷の生活を垣間見ることができる魅力的な観光スポットです。

世界文化遺産「宗廟」からも程近く、安国駅（アングク駅）からも徒歩で行けるため海外旅行客にも大人気です。

水原華城（1997年）

世界文化遺産の水原華城（スウォンファソン）は、1796年に建設され、200年前に建てられた姿がほぼそのまま現存している貴重な文化財です。

城壁や門、宮殿、庭園など、1周約2時間半程度で見ることができ、古代の王朝の雰囲気を感じることができます。

人気韓国ドラマ「梨泰院（イテウォン）クラス」や「二十五、二十一」の撮影地にもなっているため聖地めぐりとしても人気のスポットです。

梨泰院クラスのロケ地について、詳しくはこちらをチェック！

アクティビティ・体験グルメ

梨泰院クラス｜ロケ地16選まとめ [保存版]（韓国ソウル）

慶州歴史遺跡地区（2000年）

慶州（キョンジュ）歴史遺産地区は、慶州市内の歴史的な地域のことを指します。世界文化遺産の石窟庵（ソックラム）と仏国寺（プルグクサ）でもご紹介した通り、慶州は新羅の都であり、数々の文化財や遺跡が集まっています。

慶州の街中を歩くだけで、美しい景観と多くの遺産、伝統的な建物が訪れる人々に歴史的な魅力を伝え、魅了すること間違いなしです。

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高敞・和順・江華支石墓遺跡（2000年）

世界文化遺産に登録されている韓国西部地域「高敞（コチャン）、和順（ファスン）、江華（カンファ）」に散在している支石墓（しせきぼ）遺跡とは、2000〜3000年前に巨大な石造で造られたお墓のことです。

世界中に支石墓はありますが、世界的に見ても韓国全土にはある支石墓の数は多く、約3万基もあり、世界遺産に指定されている高敞・和順・江華地域にある支石墓は、密集度や型式の多様さで世界的に見て歴史的な価値があります。

朝鮮王陵（2009年）

朝鮮王陵（ちょうせんおうりょう）とは、朝鮮王朝時代の王や王妃など歴代の王族のお墓で、119基あるうちの40基が世界文化遺産として登録されました。

韓国で500年間続いた朝鮮王朝時代の王陵は美しい景観の中にあるので、韓国の歴史や魅力を味わいに行ってみるのはいかがでしょうか。

韓国の歴史村河回と良洞（2010年）

世界文化遺産の「河回村（ハフェマウル）」と「良洞村（ヤンドンマウル）」は韓国の伝統的な生活様式を保存している「民俗村」で、村全体が韓国の重要民俗文化財にも指定されています。

韓国の昔ながらの伝統的に家屋「韓屋（ハノク）」が見ることができ、河回村にはイギリスのエリザベス2世やアメリカのブッシュ元大統領（父）も訪れたことがあり、良洞村にはイギリスのチャールズ3世も訪れたことがあります。

南漢山城（2014年）

南漢山城（ナマンサンソン）は首都・漢陽（ハニャン）、現在のソウルを守るための朝鮮時代の山城と言われています。

ソウルからほど近くの京畿道にあり、韓国の歴史ドラマの撮影地にもなったりしているため、地元の方以外にも観光客の方にも愛されている観光スポットです。

百済歴史遺跡地区（2015年）

百済（ペクチェ）歴史遺跡地区は韓半島の中西部にある8つの考古学的な遺跡によって構成されており、その遺跡群が世界文化遺産に登録されています。

百済時代の王が住んでいた「公山城（コンサンソン）」や百済時代の寺「定林寺址（チョンニムサジ）」などなど見どころがたくさんあるので、韓半島の中西部に行く機会があれば立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。

山寺、韓国の山地僧院（2018年）

山寺（サンサ）は朝鮮半島南部に位置する7つの伝統的な寺院「浮石寺（プソクサ）」「通度寺（トンドサ）」「法住寺（ポプチュサ）」「大興寺（テフンサ）」「鳳停寺（ポンジョンサ）」「麻谷寺（マゴクサ）」「仙岩寺（ソナムサ）」が世界文化遺産に登録されています。

7世紀〜9世紀ごろから韓国の仏教の伝統が受け継がれています。

韓国の書院（2019年）

韓国の朝鮮王朝時代の教育機関だった書院「紹修書院（ソスソウォン）」「玉山書院（オクサンソウォン）」「陶山書院（トサンソウォン）」「屏山書院（ピョンサンソウォン）」「道東書院（トドンソウォン）」「藍渓書院（ナムゲソウォン）」「武城書院（ムソンソウォン）」「筆巖書院（ピラムソウォン）」「遯巖書院（トナムソウォン）」9か所が世界遺産登録されています。

韓国の文化的なアイデンティティを継承してきた伝統的な建築物や美しい庭園を拝見することができます。