阿嘉島って？
慶良間諸島の有人島の中でもこじんまりとしていて、のんびりと時間が流れる阿嘉島（あかじま）。
渡嘉敷島や座間味島に比べて観光客も少なく、離島ならではの穏やかなひとときを過ごしたい方におすすめの島です。
国の天然記念物、野生のケラマジカに会えることも。
阿嘉島はダイビングのメッカとしても有名で、世界中のダイバーから愛される沖縄屈指のスポットです。
那覇から日帰りで行けるにもかかわらず、本島とはまったく異なる魅力にあふれた場所。
そんな阿嘉島に行く前に知っておきたい、フェリー＆高速船の予約方法から現地の移動手段までを徹底解説します！
目次
- 沖縄本島（那覇）からの行き方
- フェリー / 高速船の時刻表
- フェリー / 高速船の料金
- フェリー / 高速船の予約方法
- フェリー / 高速船の発券方法
- 欠航情報
- 島内の移動手段
- 阿嘉島のおすすめアクティビティ
沖縄本島（那覇）からの行き方
阿嘉島へは、那覇と座間味島、阿嘉島の3つを結ぶ座間味村船舶を利用します。
沖縄本島の泊港（泊ふ頭旅客ターミナルビル）から「フェリーざまみ」または「クイーンざまみ (高速船) 」で行くことが可能。
那覇空港から泊港までのアクセス方法は、こちらの記事で解説しています。車で15〜20分ほど。
所要時間はフェリーが約90分、高速船が約50〜70分。高速船の方が早く着けますが、料金も高めです。
船酔いしにくいのは…？
波の影響を受けにくいのはフェリー。「フェリーざまみ」は2016年に新しくなったばかりの最新設計で、揺れを感じにくく快適な船旅に。
心配な方は酔い止めを飲んでおくのがよいでしょう。また船の前方付近や2階席は揺れやすいため、1階席がオススメです。
フェリー / 高速船の時刻表
基本的にフェリーは1日1便、高速船は1日2〜3便の運航。ゴールデンウィークや夏休みなどの繁忙期に増便します。
高速船を利用すれば、日帰りでも阿嘉島に約7時間滞在することが可能。
時刻表は毎月変動するため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
2021年8月の時刻表
泊港発 | 阿嘉島着 | 阿嘉島発 | 泊港着 | |
|---|---|---|---|---|
クイーンざまみ | 9:00 | 10:10 ※ | 10:20 | 11:10 |
フェリーざまみ | 10:00 | 11:30 | 16:30 | 18:00 |
クイーンざまみ | 13:00 | 13:50 | 14:00 | 15:10 ※ |
クイーンざまみ | 16:00 | 17:10 ※ | 17:20 | 18:10 |
※座間味島を経由する便のため時間がかかる
フェリー / 高速船の料金
フェリー、高速船ともに、小学生未満の幼児は大人1人につき1人無料に。
また高校生以上はチケット料金とは別に、1人につき100円（往復）の「美ら島税」がかかります。
フェリーざまみ
片道 | 往復 | |
|---|---|---|
大人 | 2,150円 | 4,090円 |
小人 | 1,080円 | 2,060円 |
クイーンざまみ（高速船）
片道 | 往復 | |
|---|---|---|
大人 | 3,200円 | 6,080円 |
小人 | 1,600円 | 3,040円 |
チケットは往復で買うべき…？
料金は往復の方がお得になりますが、船が欠航した場合を除き、払い戻しの場合は数百円の手数料がかかります。
往復券を発券した後、帰りの船の種類を変えたいという場合も、空きがあれば変更は可能ですが同様に手数料がかかります。
フェリー / 高速船の予約方法
フェリーも高速船も、乗船日の2ヶ月前同日から予約可能。
予約は前日まで。当日の場合は直接窓口での購入になります。
往路が予約可能であれば復路もあわせて予約できます。（※往復は2週間以内で日付・時間指定）
WEBで予約
ネット予約の場合、利用日の55日前から予約可能。予約サイトはこちら。
空席状況の確認や、予約の変更 / 取消もできます。
※WEB予約は一度に5名まで予約可能です。
※WEB予約の場合はクレジットカードによる決済申し込みが必要です。決済は発券後に行われます。
電話で予約
電話予約の場合、利用日の2カ月前から予約可能。
受付時間は10:00～17:00まで。
TEL：098-868-4567（座間味村役場那覇出張所）
阿嘉島に車を持っていくことも可能
フェリーざまみの場合は車両（車、自転車、オートバイ）の積み込みが可能です。
料金は片道9,320円〜。※2021年5月現在。
車両の予約は電話のみ。出港の1時間前までに受付を済ませる必要があります。
車両料金：フェリーざまみ
フェリー / 高速船の発券方法
乗船当日は、とまりんビル1階の1番カウンターで発券（購入）が必要に。クレジットカードも使えます。
※高速船の場合は、泊港北岸にあるチケット売り場でも発券可能
予約番号、乗船者全員の氏名、年齢を乗船申込書に記入する必要があるため、時間に余裕を持って行きましょう。
乗船開始はフェリーは1時間前、高速船は30分前から。
出港30分前までにはチケットを購入し、10分前までには乗船できるようにしましょう。
フェリーと高速船は乗り場が異なり、高速船の乗り場まではとまりんのビルから徒歩10分ほどかかるのでご注意ください。
欠航情報
船は雨だけでは欠航になりませんが、高波や強風で欠航になる可能性があります。
運行の決定は当日の朝8時に公式サイトで発表されます。
台風や前線通過による海上時化の場合、数日間欠航が続くことも…。
欠航の目安となる波の高さは、フェリーが4メートル、高速船が3メートルです。
筆者も欠航を体験
筆者は朝イチの便で羽田から那覇へ移動し、午後の高速船で座間味島に行く予定でしたが、なんと当日欠航に。
仕方なく泊港近くのホテルに急遽1泊し、翌朝のフェリーで座間味島入りしました。
欠航の場合は予約の取り直しが必要になるため、忘れずに手続きするようにしましょう！
欠航の場合はヘリタクシー？
フェリー / 高速船が欠航した場合、または運行時間が変更になった場合、ヘリタクシーを利用するのもひとつの手。
那覇空港〜慶良間空港まで通常99,000円（最大5名まで）のところ、補助適用価格で33,000円になります。※いずれも税込
※慶良間空港から阿嘉島までの移動手段は別途手配が必要です。（阿嘉港まで車で15分ほど）
島内の移動手段
阿嘉島にはタクシーやバスなどの公共交通機関がなく、レンタカー会社もありません。
そのため移動は徒歩、またはレンタル自転車 / レンタルバイクになります。
民宿やホテルが集まる集落までは、阿嘉港から歩いてすぐ。前浜（メーヌハマ）ビーチもすぐなので、この辺りでゆっくりするならレンタルは不要でしょう。
一方で慶良間屈指の透明度を誇る北浜（ニシバマ）ビーチに行く場合は、レンタル自転車やバイクが必須。
阿嘉港から歩いても行けますが、約20分ほど。道の起伏も激しいので暑い日などは注意が必要です。
レンタサイクルができる場所は、阿嘉集落にいくつかあります。
そのほか、阿嘉港から歩いて3分ほどの場所にある「さんごゆんたく館」でも数台レンタル自転車があります。
こちらは2018年にできたばかりの慶良間諸島国立公園ビジターセンター。サンゴの展示が楽しめるほか、カフェも併設されています。
阿嘉島のおすすめアクティビティ
1. シュノーケリング
阿嘉島を代表するシュノーケリングスポット、北浜（ニシバマ）ビーチ。
阿嘉港から起伏の激しい道を歩いて20分ほど。レンタサイクルは必須です。
手軽に楽しみたいという方はツアーに参加するのも手！おすすめは老舗ダイビングショップのシュノーケリングツアー。
現地を知り尽くしたプロが、その日の海況に合わせてベストなスポットを案内してくれます。
午前と午後の2つの時間帯から選べ、午後なら那覇からの日帰り参加も可能。
機材やタオルの貸し出し、温水シャワーや更衣室、阿嘉港〜ショップの往復送迎まで全て含まれているため、阿嘉島が初めてでも安心です。
4日前まで予約可能、6歳から参加できます。
2. スキューバダイビング
世界中のダイバーから愛される阿嘉島。
慶良間諸島でダイビングが楽しめるツアーは本島からの日帰りでもありますが、阿嘉島発でしか行けないスポットもたくさんあるんです。
慶良間ブルーを体感するなら、ダイビングは外せません！
同じく老舗ダイビングショップによる自分のレベルに合ったダイビングコースが選べるツアーなら、初心者の方からベテランダイバーの方まで満足いくダイビングができるはず！
こちらも午前と午後から選べ、午後なら那覇からの日帰り参加も可能。
海況によってその日のベストなポイントに案内してもらえ、座間味島の方まで遠征することも。
4日前まで予約可能、10歳から参加できます。
3. のんびり過ごす
阿嘉島の醍醐味といえば、ゆったりとした時間が流れる中、ボーッと過ごすことかもしれません。
離島ならではの集落を歩いてみたり、野生のケラマジカや島ネコを写真におさめてみたり。
ちょっと足をのばして、集落の西側にある穴場のビーチ「ヒズシビーチ」に行ってみるのもオススメ。（Googleマップはこちら）
ビーチに着くまでにジャングルのような道を通り抜ける必要がありますが、穴場スポットなだけあり、プライベートビーチが楽しめることも！
阿嘉島といえば北浜（ニシバマ）ビーチですが、このヒズシビーチも引けを取りません。
こちらのオススメポイントは、なんといってもその素晴らしいサンゴ礁。ビーチエントリーとは思えないほどの本格的なサンゴ礁が楽しめます。
深さが一気に10メートルほどになるポイントもあり、スキンダイビング派の方も大満足なはず。
※ヒズシビーチは遊泳ビーチではなく監視員もいないため、安全には十分注意してください。
※干潮時は泳げないほど浅くなるため、海に入る場合は干潮時以外に行きましょう。
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