春の京都といえば、「桜」。
歴史ある寺院や庭園をバックにした美しい桜を眺めるために、国内外から多くの観光客が京都を訪れます。
今回は京都の桜の名所を厳選して紹介！
定番スポットや穴場の名所、また周辺のアクティビティまで大公開します。
春の京都旅行を検討している方は是非参考にしてみてくださいね。
目次
- 円山公園
- 和らぎの道(七谷川)
- 清水寺
- 東寺
- 平安神宮 神苑
- 善峯寺
- 醍醐寺
- 車折神社（くるまざきじんじゃ）
- 平野神社（ひらのじんじゃ）
- 退蔵院（妙心寺）
- 哲学の道
- 御室（仁和寺）
- 京都府立植物園
- 元離宮二条城
- 石清水八幡宮
2024年 桜の開花予想（京都）
2024年の京都のソメイヨシノの開花は3月29日（金）！
京都のソメイヨシノの満開は4月5日（金）と発表されました。
京都ではソメイヨシノ以外でもしだれ桜や紅しだれ桜も堪能できます。しだれ桜、ソメイヨシノ、紅しだれ桜の順に咲いていくので、3月下旬から4月半ばまで20日近く京都の桜を楽しめます。
1. 円山公園
円山公園は、日本庭園を中心に料亭や茶店が点在する京都市内最古の公園です。
「祇園の夜桜」で有名な、京都随一の桜の名所。桜が咲き始める時期には、まるで公園全体が桜の花で飾られているような美しさを誇ります！
しだれ桜は例年4月上旬までですが、八重桜は4月中旬過ぎまで楽しめますよ。
円山公園から祇園までは徒歩圏内。祇園「和香菜」で国産着物をレンタルして和装で街歩きはいかが？
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2. 和らぎの道（七谷川桜 並木）
「和らぎの道」は、丹波地方（亀岡市）を流れる七谷川沿いの道。
約1kmにわたり桜並木が続き、開花時には約1,500本の桜が咲き乱れます！
隣接したさくら公園には28種約280本の桜が植えられ、様々な種類の桜の花が織りなすピンク色のグラデーションは一見の価値あり。
丹波地方随一の桜の名所、ぜひ訪れてみてはいかが？
丹波地方を流れるもう1つの有名な川、保津川では歴史ある保津川下り体験ができます。
春の保津川峡谷は桜がきれいに見えますよ。
3. 清水寺
清水寺は京都でも有数の観光スポット。境内にはソメイヨシノと山桜が合わせて約1,500本が植えられ、世界遺産の中で花見を楽しめます。
特にオススメなのが、奥の院から眺める本堂を桜が取り囲む景色と、清水の舞台から見下ろす桜。
例年夜の特別拝観期間に桜がライトアップされ、幻想的な夜桜も楽しむことができます。
4. 東寺
五重塔で有名な東寺も、京都の桜の名所の1つ。特に2006年に13ｍのしだれ桜「不二桜」が移植されてから、京都の春の定番の風景となっています。
下から見ると55ｍの五重塔と不二桜が背比べするかのように並び立つ景色はとてもフォトジェニック。不二桜以外にもソメイヨシノが多くあり、夜間のライトアップも見事ですよ。
5. 平安神宮 神苑
平安神宮 神苑は国の名勝に指定されていて、桜の時期には約20種類、300本の桜が咲き誇ります。
特に必見なのが、八重紅枝垂。しだれ桜と神宮の朱色の建築が織りなす風景は、ため息が出るほどの美しさ。谷崎潤一郎の「細雪」にも登場するほど古くから多くの人々に愛されています。
期間限定で楽しめる夜桜鑑賞や観桜茶会も要チェックです。
平安神宮 神苑
【アクセス】
- JR「京都駅」より市バス5系統、洛バス100号・110号系統バス停「岡崎公園 美術館･平安神宮前」下車 徒歩5分
- 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
- Googleマップはこちら
お花見を楽しんだらミシュラン1つ星を獲得した料亭Gion Nanba (祇園なん波)でのコース料理がオススメ！平安神宮から徒歩約20分、車で6分のところにあります。
世界が認める京懐石を楽しんでみてはいかが？
6. 善峯寺
善峯寺には100本以上もの彼岸桜、しだれ桜、山桜、ぼたん桜など多くの種類の桜があり、見頃が1か月ほど続くのが特徴。
特に樹齢300年にもなるしだれ桜は圧巻の存在感。 JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」で使われて以来とても有名になりました。
経堂の西側でひときわ荘厳に咲き誇るこのしだれ桜は一見の価値ありです！
7. 醍醐寺
醍醐寺は国宝の五重塔や金堂などの歴史的建造物が立ち並ぶ、山全体を寺域とした真言宗醍醐派の総本山です。
桜の名所としての歴史はなんと平安時代から！当時から「花の醍醐」と親しまれ、しだれ桜、ソメイヨシノ、八重桜など約700本もの桜が開花時期に咲き誇ります。
京都の「さくら名所100選」にも選ばれており、あの豊臣秀吉が晩年豪華に開催していた「醍醐の花見」でも知られています。
それに倣い毎年4月の第2日曜には、「醍醐の花見」「豊太閤花見行列」が催されるのでぜひチェックしてみてくださいね！
8. 車折神社（くるまざきじんじゃ）
古くから桜の名所として知られ、かつては「桜の宮」と呼ばれていた車折神社。
金運が上がるパワースポットとして有名で、それ以外に学業や芸能にもご利益があるといわれています。
車折神社の一番の特徴は、見頃が3月上旬の河津桜や3月中旬の寒緋桜（カンヒザクラ）などの早咲きの桜が多く、長期間お花見が楽しめること。
嵐山エリアには数多くの桜の名所があるので、あわせて立ち寄ってみるのもオススメです。
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9. 平野神社（ひらのじんじゃ）
本殿は重要文化財に指定されていて、伊勢神宮や松尾大社などと並び格式高い平野神社。
江戸時代から「平野の夜桜」と呼ばれ、桜の名所として全国的に有名です。
苑内には約60種類、400本の桜が咲き誇るのですが、珍しい種類が多いのが特徴。
代表的な名桜は魁桜、寝覚桜、平野妹背、手弱女、突羽根など。あまり聞きなれないような名前の桜ばかりですね！
ぜひ貴重な桜を実際に見に行ってみてはいかがでしょうか。
10. 退蔵院（妙心寺）
長い歴史を持ち、国宝の「瓢鮎図（ひょうねんず）」や枯山水庭園「元信の庭」が有名な退蔵院。
独特の存在感を放つのは、樹齢50年ほどの紅しだれ桜。
見頃を迎えるのは3月下旬ごろと早咲きながら、紅いつぼみが開花するにつれて淡く変化する色のグラデーションや丸々とした八重の花の美しさは必見です。
退蔵院からすぐ近くの太秦映画村の入場チケットと嵐電1日フリーきっぷをセットで販売中！
桜を楽しんだ後にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
11. 哲学の道
日本を代表する哲学者たちやその弟子たちが考えながら歩いたことにちなみ、この名がついた「哲学の道」。
「日本の道100選」にも選ばれた約2kmの小道で、両側に咲き誇る桜の花のトンネルはなんともロマンチック。
桜が散り始めて水路を覆うようにピンクの花びらが水面に漂う景観も、とても趣深いですよ。
12. 御室（仁和寺）
仁和寺は仁和4年（888年）に創建された1000年以上の歴史をもつ寺院です。
境内には五重塔や二王門など江戸時代に建立された建造物が並び、世界遺産にも登録されています。
仁和寺の桜は遅咲きの御室桜が有名。木の高さは約2mと低く、目の前で楽しめるのもおすすめポイント。
仁和寺五重塔をバックにした御室桜は、筆者もお気に入りの情景です。
江戸時代から変わらない春の風景に感動すること間違いなし！
13. 京都府立植物園
憩いと学びの両立をコンセプトにする京都府立植物園は、「生きた植物の博物館」。
桜の数は約500本、種類が約180品種と豊富なのが特徴で、3月上旬の寒緋桜から4月上旬のソメイヨシノ、4月中旬から下旬は菊桜と長い開花時期を存分に楽しめます。
オススメ時期は、ソメイヨシノと赤いチューリップのコントラストが美しい4月上旬。
例年3月下旬から4月上旬まで夜桜のライトアップが行われるので、ぜひチェックしてみてくださいね！
京都府立植物園の隣を流れる鴨川を南下し、料亭Kichisen (京懐石 吉泉)のスペシャルコースで贅沢な食事はいかが？
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14. 元離宮二条城
二条城は、京都が誇る世界遺産の1つ。
城内には50品種約300本の桜が植えられ、桜の園をはじめ本丸西側のしだれ桜や清流園の仙台屋などが有名です。
オススメ時期は毎年開催されている「二条城桜まつり」の頃。
特に二条城桜まつり期間中の桜のライトアップや、歴史的な建物を活かしたプロジェクションマッピングで演出される幻想的な空間は必見です！
15. 石清水八幡宮
古くから歴史のある石清水八幡宮では、4月上旬にソメイヨシノや山桜などが、4月中旬から下旬にかけては、しだれ桜や八重桜がきれいに咲き誇ります。
石清水八幡宮4月には舞楽奉納や武道大会などさまざまな行事が開催されるのも、由緒ある石清水八幡宮ならでは。
ソメイヨシノが国宝に指定された楼門をバックに咲き誇る様子は、まさに息をのむ美しさ。
桜はもちろん、絢爛豪華な祭事もぜひチェックしてみてくださいね。
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