台中霧峰林家頤圃園 入園チケット

霧峰林家頤圃花園は1906年に建設が始まり、1914年に完成しました。日本統治時代に建てられた和洋折衷の建築であり、林家古跡建築群の最後のピースとして、すでに100年以上の歴史があります。当初は林紀堂氏(1874-1922)の遊興の地として作られ、前庭は穀物倉庫と帳場、後庭には東京から購入した珍しい動物を飼育する動物園があり、当時日本人が台中を旅行する際の必見の名所でした。頤圃はまた、林獻堂氏が一新会や茶話会を開催した西洋式庭園でもあります。

1951年、初代民選台中県長である林鶴年氏(1914-1994)（林紀堂氏の四男）がここを県政諮詢接待所とし、台中政界の紅派の起源地となりました。

現在の頤圃の主人である林振廷氏(1953~)は、林烈堂氏(1876~1947)の子孫であり、芸術と人文分野に熱心で、その普及に尽力しています。名家の作品の収集と展示に加え、新進気鋭のアーティストとの共同展示も頻繁に行われており、頤圃花園と頤圃美術館はその絶好の展示場所の一つとなっています。古跡文物保存を前提としながらも、より多くの芸術的な雰囲気を兼ね備え、この古い集落に新しい時代の生命力を注いでいます。